展示企画

京都・VINYL TAPEで水野魔利枝さんのインスタレーション展「ROOMSCAPE」を開催します。

はじめに

みなさん、こんにちは。

N ART(ナート)の水野です。

10月23日(金)より、京都のアートスペース「VINYL TAPE(ビニールテープ)」にて、アーティスト・水野魔利枝さんによるインスタレーション展「ROOMSCAPE」を開催します。

今回の展示は、空間そのものに焦点を当てた企画「Focus on Space」の第一弾として開催するものです。

これまでN ARTのBLOGでは紹介していませんでしたが、現在、私はVINYL TAPEのディレクターとして、展覧会やPOP UPなどの企画に携わっています。

今回は展示のご案内とあわせて、VINYL TAPEがどのような場所なのか、そして水野さんの作品の魅力について、少し詳しくご紹介したいと思います。

VINYL TAPEについて

VINYL TAPEは、2024年2月に京都市中京区にオープンしたアートギャラリーです。

現代アートとサブカルチャーの垣根を越え、さまざまな表現や価値観が交わる、実験的なギャラリーです。

会場は、京都市営地下鉄・丸太町駅から徒歩約5分。京都の中心部にありながら、周辺には落ち着いた街並みが広がっています。

私はこれまで、京都の藤井大丸にあった7gallery(セブンギャラリー)で約6年間、国内外のアーティストによる展覧会の企画・運営に携わってきました。

現在はN ARTとして、アーティストの作品や表現をギャラリーだけでなく、さまざまなモノや場所と結びつける活動を行っています。

VINYL TAPEでも、これまでの経験を活かしながら、アートを身近に感じてもらえるような企画や、作家の新たな魅力を発見できる機会をつくっていきたいと考えています。

空間に焦点を当てた企画「Focus on Space」

今回は「Focus on Space」という企画の第一弾となります。

アートの展示というと、壁に飾られた絵画や、什器に置かれた立体作品などを思い浮かべる方が多いかもしれません。

もちろん、一つひとつの作品をじっくり鑑賞する楽しさもありますが、私は以前から、作品が展示される空間そのものにも大きな可能性を感じていました。

同じ作品でも、展示する場所や見せ方によって、鑑賞者が受け取る印象は大きく変わります。

「Focus on Space」では作品単体だけではなく、会場全体をひとつの表現の場として捉え、アーティストの世界観をより深く体験できる展示を目指しています。

その第一弾としてご紹介するのが、水野魔利枝さんです。

水野魔利枝さんの作品とその魅力

水野魔利枝さんは、京都を拠点に活動するアーティストです。

街中の何気ない風景や、日常生活の中で見過ごしてしまいそうな光景をスマートフォンで撮影し、それらの写真をデジタルコラージュによって再構成。さらに、テキスタイルへと落とし込むことで、独自の作品を生み出しています。

電線や配管、建物の一部、植物など、私たちの身近に存在する風景が、水野さんならではの視点によって、どこか不思議で新鮮な世界へと生まれ変わります。

私が水野さんの作品に魅力を感じる理由のひとつは、誰もが一度は目にしたことがありそうな風景を扱いながら、まったく新しい景色を見せてくれることです。

どこか懐かしく、以前にも見たことがあるような感覚。それでいて、実際には存在しない風景が自然な形で組み合わされています。

そうした既視感と違和感が共存する独特の表現に、とても惹かれます。

もうひとつの魅力は、アートを私たちの日常生活へと自然に取り込んでいることです。

水野さんは「外の世界を内に持ち込む」という考えのもと、街の風景をクッションやカーテンなど、暮らしの中で親しまれているモノへと展開しています。

身近なモノを通じて作品に触れることができるため、アートとの距離が縮まるように感じます。

また、テキスタイルという素材を用いながらも、写真の選び方やコラージュの構成には水野さんの個性が色濃く表れており、一点もののアート作品としての魅力を感じられるところも素晴らしいと思います。

見慣れた風景を新たな視点で捉え、私たちの身近な存在へと変えていく。

そうした水野さんの表現は、今回の「Focus on Space」という企画にも、とても相性が良いと感じています。

インスタレーション展「ROOMSCAPE」

今回の展示タイトルは「ROOMSCAPE」。

普段は何気なく見過ごしている街の風景が、写真やコラージュ、テキスタイルという表現を経て、私たちの目の前に新たな形で現れます。

屋外で目にする風景が室内へと入り込み、日常と非日常、現実と記憶の境界が曖昧になっていく。

そんな水野さんならではの世界を、ぜひ会場で感じていただければと思います。

今回の展示では、ひとつの作品だけに注目するのではなく、作品同士のつながりや、空間全体から生まれる雰囲気にも目を向けていただけると嬉しいです。

写真だけでは伝わりきらない、作品の質感やスケール、空間との関係性も、実際に会場へ足を運ぶことで楽しんでいただけると思います。

開催概要

水野魔利枝 インスタレーション展「ROOMSCAPE」

企画:Focus on Space Vol.1

会期:2026年10月23日(金)〜11月13日(金)

会場:VINYL TAPE(ビニールテープ)

住所:京都府京都市中京区新町通竹屋町上る大炊町211 後素堂1F

アクセス:京都市営地下鉄烏丸線「丸太町駅」5番出口より徒歩約5分

開廊時間:12:00〜18:00

入場料:無料

Instagram:https://www.instagram.com/vinyl_tape/

おわりに

今回は、VINYL TAPEという場所と、新たな企画「Focus on Space」、そして水野魔利枝さんの作品についてご紹介しました。

京都へお越しの際は、ぜひVINYL TAPEへお立ち寄りください。

みなさまのご来場をお待ちしております。

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